売れている音楽 その1
2006年 08月 30日
まくっているので実感がわかない。実際にどうなのか、社団法人日本レコード協会
の統計データを色々調べてみた。'98年をピークに'05年には60%まで生産金額が
落ち込んでいる。恐るべき数字である。売れなくなった理由は、CD-Rによる
コピーやファイル交換ソフトだと言われているがデーターを見ているうちになにやら
違和感を覚えた。
上のグラフを見て欲しい。ここから読み取れる事は、
・洋楽と比較して邦楽の生産金額の下落幅・金額共に大きい。
・洋楽は10年を通して一貫して下落傾向
・邦楽は’98をピークとして下落している。
・ミリオンセラータイトル数の増減と邦楽生産金額の増減がリンクしてる
不法コピーやネット配信が売り上げ不振の理由であれば、邦楽・洋楽共に減少するのでは
ないか。邦楽のみが多いとは考えられない。売り上げ不振の層別した理由として、ミリオン
セラーのの減少が見て取れる。’98年のミリオンセラーの内容を見ると、すべてJ-POP
であった。確かに実感としてとんでもない枚数が売れるアルバムが少なくなった実感はある。
では、なぜミリオンセラーが出なくなったのか?次回で考察したい。
続く・・・・