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by kafunsho

いわな 宮沢昭

新しいアルバムが欲しな、新しい音楽を聴きたいときどうしています。私は、
ミュージックバードの新譜紹介を聴いて意思決定をしています。ただ、この
場合にはアルバム全部を聴くことになるので時間が掛かるし、最初で嫌に
なってもスキップが出来ないのが難点です。1週間に6枚ぐらいしか紹介され
ないので情報が少ないですし。で、タワーレコードにも行くのですがあまり
買わないですね。判断するための情報が少なすぎて買えない。JAZZ雑誌も
買わないし。ネットでどうかなと思って検索していて見つけたのがVento Azul
さんでした。ものすごく情報量が多いので良く見てたのですがなかなか購入まで
踏み切れなかったんですね。そんなある時、田中さんの「I Have Been Born」
がブログに載った
んです。うれしくてコメントを入れてそれがら何枚かCDを買いました。
そんなこんなしていると、店主の早川さんがJazz批評9月号の「ピアノトリオvol3」
でレビューをされるたりして、すごい人なんだなと再認識したのでした。この度、
特典サービスとしてレビュー割引をされます。購入したCDのレビューを投稿すると、
次回購入で値引きがあるのです。早速、投稿したところ採用されました。宮沢昭の
「いわな」のレビューです。
いわな 宮沢昭_a0026694_10435179.jpg


音楽家にとって自己表現が音楽の目的であるならば、無駄な部分を削ぎ落とし、
様々な制限から逃れ自由な表現方法を選択することは理解し得る。宮沢にとって
最愛の弟子である佐藤允彦のトリオは無限に広がるキャンパスであり、文字通り
思いの丈を述べきる。同時に、鬼気迫る一体感が聴き手にインパクトを与え、
信頼の強さを感じさせるのだ。最愛の敵である渓流の魚たちの名前をタイトル・曲名
としたことも、宮沢にとって必然性があったのだろう。このCD復刻はJAZZ
ファンにとって慶事であり、沼田順氏のライナーも秀逸だ。
by kafunsho | 2006-09-01 10:52 | 本日のレコード