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by kafunsho

Fairchild 225A

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このブログをご覧になられたKENさんからお申し出があり、フェアチャイルドのモノカートリッジ225Aをお借りする事ができた。管球王国のNo40で取り上げられた特集記事を読み一度は聴きたいカートリッジの最右翼であった。このカートリッジは、米国の有名な電機メーカーフェアチャイルド社製で、1950年代半ばに発売されたMC型である。225AはLPレコード用で他にSPレコード用もあり、インピーダンスが470オーム出力電圧が5mvとなっている。フェアチャイルド社はカッティングマシンのメーカーでもあったので、レコード原盤のチェック用としても使われたものである。

試聴の環境は前回と同じであるが、今回はトランスを使用していない。カートリッジとフォノアンプのインピーダンスのマッチングを考えれば、トランスの使用が考えられるが470オームに適合する物の持ち合わせが無いため直結で試聴している。推奨針圧は4~8gとなっていて、今回6gが好ましく感じた。

まず音のバランスだが、高域の伸びはオルトフォンと音のエジソンの中間ぐらい、低域ではベースの音の輪郭がはっきりと聞こえ押し出しもオルトフォンに遜色が無い。ほぼ理想の形である。すべての楽器のピントが正確にあう感じだ。オルトフォンでは歪が気になったバイブとバックが複雑に絡むような部分も難なく各楽器を分離して再現する。とても正確で安定した音だ。ただ、正確で色付けが感じられない分オルトフォンと比較すると淡白な音に感じてしまう。このレベルだと音の品位は充分高くあとは好みになる。レコードに刻まれる演奏をより正確に多くの情報をもって聴きたいのであればフェアチャイルドを選択するべきだろう。直結でこれなので、フェアチャイルド純正のトランス経由にアドバンテージがあるとすれば想像を絶する音だろう。やはり評判は正しかった。KENさん貴重なカートリッジをお貸しいただきありがとうございました。
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by kafunsho | 2006-10-29 11:51 | オーディオ