大阪ハイエンドオーディオショウ & サトリ試聴会 その2
2006年 11月 05日
さて、引き続きサトリプリとDACの試聴です。わざわざ、重いのにtanbarinさんは手持ちで四国から持ってきていただけました。それだけでも感動モノです。メーカーサイトで見る写真よりも実物はずっと落ち着いた品の良い外見です。好感を持ちました。最初にCDを当方のアキュDP-65(これtanbarinさんから譲っていただいたものです)のデジタルアウトからサトリDAC2000→サトリリンク接続(電流伝送)→サトリプリ5410MK2→ダイナコSTEREO70→UREI813BXです。力強く正確な音です。かつ、プリに最も求められる音楽性を充分に兼ね備えています。tanbarinさんが熱中するのがよくわかります。一つ問題があったのがアッテネーターを最小としてもかなりの音量となる事です。これは当方のUREIが101dBと効率が高いことが原因ですが、プリ内部で出力ゲインのを下げることで対応は可能のようでした。次にアナログをマッキンC11のフォノ経由でRECOUTから出してサトリプリ5410MKへ接続しました。これも凄かったですが、あまりにも解像力が良いので盤やカートリッジの瑕疵(両方古いものですから)をあからさまに出してしまい聴きづらい盤もありました。
私は、現在のシステムで一番の肝はマッキンのプリC11だと思っています。他は代替が可能でもプリだけは駄目です。それぐらいほれ込んでいるのだが、サトリには心が動きました。フォノが無いにしてもあの表現力があるものが新品で買えるのですから。C11は自分の年齢と同じ時代を重ねている(43才)のですから、明日をも知れぬ命です。大事に使うようにしてはいますがこればかりはどうしようもありません。もし、駄目になったときに程度の良いC11が手に入らなければ間違いなくサトリにするでしょう。サトリにもフォノイコライザーは有ったように記憶しています。聴いてみたくなりました。
ひと段落が着いたところで、Bubbles氏のお宅に移動して、氏の長岡式バックロードシステムでサトリを試聴しました。Tanbarinさんから、長岡式とサトリの相性の良さはお聞きしていましたが、これほどすごいとは思いませんでした。詳細はtanbarinさんのブログをご覧頂くとして、バックロードについての私が持つ概念をひっくり返す音でした。SPの眠っていた能力を倍ぐらいにして起こしてしまったかのようです。自分は笑ってしまいましたが(失礼!)Bubbles氏の心中は察するものがあります。顔色が変わるとはこの事ですね。サトリアンプはイノベーターブランドです。適切なマーケティング(スモールビジネスの合った)を行えば間違いなくスーパーブランドを確立できる製品を開発する能力をもった企業です。日本のマーケットでは小さすぎるのでグローバルマーケットを目指せば間違いなく成功するでしょう。
tanbarinさんがサトリエバンジェリスト(伝道者)を努めておられる意味がよくわかりました。いやそれ以上に、Tanbarinさんとお会いできた事が最大の収穫です。素晴らしい方と知り合えた事に感謝しております。お宅にも必ず伺いますので、爆音を聞かせてくださいね。本当にありがとうございました。そしてこれからも末永くよろしくお願いします。