DENON DL-103R
2007年 01月 04日
レコードのリード部分でのノイズは少ない。高域が延びていることがよく判る。細かい音が聞こえてくる。音域に誇張されている部分は感じられない。素直な音だ。低域の締まりもほどほどで量感もある。上から下までフラットである。ただ、音の響きが少ないので色気が無い。コルトレーンのテナーに聴かれる緊張感のある音の艶っぽさが出てこない。カインド・オブ・ブルーのおどろおどろしさが感じられない。なんだか健康的になってしまった。2525氏の言うモニター的との評価に納得した。
やや否定的な結果であるが、ソースによってマッチするものがあるのかしれないと思い、日本製作のJAZZを聞いてみたが、それもフィットしなかった。決してレベルが低いとは言わないが面白みにかけるカートリッジであった。